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我慢してくださいって言われるよね [日常編]

此方は浅海由梨奈さんのみ、お持ち帰り・転載可能です。



痛かったら手を上げて下さいね

登場人物:バルベル aaaaa
(エロシーン)
(最近エロの書き方忘れてる)
(GL?)







許せるのは向こうも努力してくれているからか。


痛かったら手を上げて下さいね


見下ろせば、快楽を堪える為に固く瞑られた瞼を縁取る睫毛に粒になった涙が乗っていて、熱に浮かされたピンク色の瞳が此方に上目遣いを向ける時、産毛の生えた頬を粒のまま転がってゆく。不安そうな表情は限り無く普段の彼女からは掛け離れて無防備で、普段の意地悪で意地っ張りでいじらしい所も勿論バルベルは好きだったが、特に剥き出しになった柔らかい部分に触れ合っていることが確かに実感出来る、この光景がとても好きだ。
少し脚を開いてベッドに腰掛け、その上に向かい合う形で彼女を抱き抱えて、性器同士を擦りあう。あんなにも感情も表情も豊かすぎて迷惑がられる程だというのに、彼女には何時も涙が足りない、赤い舌を出して必死で胸への奉仕をしようとする彼女は、腰を動かすことを止められずに咽び泣いた。きもちいい、きもちいい、と泣く様子はまるで壊れてしまったかのようで痛々しいが、素直に快楽を受け止め、こうして返そうとしてくる健気な所を見せられて手加減出来る程バルベルは淑女ではない、寧ろ苛めたくなる。
自分の体を跨ぐぬめった太腿を掴む、ああ、と観念したような、酷く絶望したような震えた息が漏れて、青い背中に回された指が爪痕を残す。まだ幼い男性器の先からは先走りがどぷどぷ出ているが、もうバルベルのそこから溢れた愛液と混ざり合い、内腿を濡らす内にどれがどちらの物だったのかすら解らなく、どうでもいい。快感に震える体を持ち上げ、擦り合っていたところをより強く引き寄せると、胎児で膨らんだ腹部にまで先走りが塗り付けられ、なんとも背徳的だ。
擦り上げる度に悲鳴に似た嬌声がひっきりなしに上がる。きもちいい、きもちいい、と。こういう事をしている時の彼女は無防備で素直だ、バルベルには常時素直でいてはいけないことの理屈が解らないが、こうしている最中だけでも素直になれるのなら、せめてそうさせてやりたいと思うのでより一層強く攻める。汗を滲ませた白い喉が仰け反って、掠れた息を吐く。これが欲しい、もっと深く欲しい、そう互いに吸い付き合う粘膜。
グチュグチュ濡れた肉擦れの音は卑猥で、先を欲しがりひくつくそこを目当ての性器で擦られる硬い感触に、バルベルの目が細められる。硬く勃起したものが襞を掻き分け、根元の袋が撫でる、今力を入れればナカに招き入れることが出来たのに。本当は諸事情から、出来るならこのまま挿れずに済ませてあげたかったが、どうしても今回こそ挿れたくなった。深い理由なんてない、ただ彼女が可愛すぎるのが悪い。
「ねぇ……このまま挿れちゃっていい?v」
一旦手を止めたバルベルは、自分の胸元ではぁはぁ息継ぎをしている彼女に向って渾身甘えた声を出して、片足かに腕を放し、見かけより髪質のふわふわした髪に指を通した。おねだり。頬を赤く染めた彼女は、一瞬だけちらりとそちらの様子を窺ったようにみえたが、ふい、と顔をそらす。やっぱり可愛い、とバルベルは思う。勿論そこは適当に加減しているというのに、我が子に体重を掛けてしまわないよう、一線を疲労と快楽に流されないまま健気に体を反らす所なんて、特に。
やっと開放された脚の筋は疲労に引き攣っていて、今度は太腿に手を這わせてそれを労ってみせるが、おしやべりな彼女はうんともすんとも言わない。もう片方の正に頑張っている、という風にシーツを爪先で掴む脚をから手を離し、撫でてみるも、やっぱりうんともすんとも言わない。強引に顎を掴んでバルベルは自分の方を向かせる、最初はどうにか指を外そうとするが、自分の万力でも適わないと知り、きっ、と恨めしげに睨まれたかと思えば、ぎゅ、と目を瞑って拒まれる。
生意気なのでまた腰を少し、ほんの入り口にだけ当てた部分を巻き込みながら碾き臼のように動かすと、あ、あ、と彼女は左右に首を振り、引き攣った悲鳴が上がる。こうまでしてバルベルが御機嫌取りをする理由は、諸事情、彼女が自分の性器を弄られるのが嫌いだから、擦れる、擦り合う等ならまだしも、扱いたりすればたちまちあの豊か過ぎる感情は烈火の色に変わって、ちゅっちゅすると唇がぷにぷにしていて精が美味しい口から罵詈雑言を吐き出す。
「す、好きにしなさいよ……」
「へっ? いいの!?」
あの時は無理矢理ヤッた、物凄く辛そうに泣かれた。バルベルは罵詈雑言が怖い訳では無いが、折角の夫婦なのだから、そんなに嫌がられるならしないでおこうと思っていた。だからこそ、その小さな声にバルベルは驚いた。返事は無く、驚いて指が放れたの良いことにまた、ふい、と彼女はそっぽを向く。心成しか下がった眉から察するに、恥ずかしいから皆まで言わせるな、ということらしい。生意気なのでお腹を労らずに強く抱き締めるふりをした、必死になって体を硬くして反らそうとする、かわいい。
回した腕を解こうとするとほっと体を柔らかくしたので、バルベルはそのまま指を動かし、こしょこしょと擽る。へへあ、彼女の口から妙な笑い声が出た。にくらしそうに彼女は涙目で睨む。前にバルベルが襲った時は本気で嫌がっていたというのに、これも彼女の移り気な心変わりなのか、バルベルは少し考えて彼女がかわいいからいいか、とまた脚を抱えた。ぶるり、口では憎まれ口を叩いても、彼女の体は正直に挿入に耐えようと身構える。ぷちぷち、ぷちゅ、と掻き混ぜられ、泡立った体液の泡が潰れて弾けた。
ほんの入り口だけ含んでいたそこに、じわじわと自分のものが入って行き、熱い粘膜に焼かれる激しい性感に声にならない声を細い悲鳴が上がり、爪先が丸まり、眦から涙が玉のまま零れる。ナカに入り込むものは大きさとしては当然満足出来るものではなかったが、ひとつになれた、という事実が嬉しくて、悦ばしくて、じっと体を静めていると感じる鼓動のどくどくという振動が愛しい。引き上げて深く、緩めて浅く、ゆるゆるとした動きに今にも射精してしまいそうになる。
「ねぇねぇ、今あたしすっごく幸せ……次のセックスも挿れて良い?」
尻の谷間を何か硬い物がなぞっていることに気が付いた彼女は、口をぱくぱくと動かしてバルベルを見上げた。今度は涙が筋になって頬を伝う。弱々しく首を左右に振るはその仕草がバルベルを余計に煽っているとは知らない。わざと焦らすような動きを作りながら、バルベルは素直になるなら完全に素直になってしまえばいいのに、と囁く。確かにまた強く体が震える、まるで幻術を掛けた時、凝り固まった精を捻じ込んだ時のようにひゅっ、と喉の奥を鳴らして。
「いっ……あっ、……ひっ……ま、え、の時も嫌じゃ………なかったっ、からぁっ!」
つぷ、と入り込んでくるものに暴れそうになった体を押さえつけながら、こちらもじくじく苛むようにゆっくりと挿入してゆく。慣らしていないそこはかなりきつくて、バルベルは溜息を漏らす。嫌がりながら心の底で好ましく思っているなら、痛みが必要なら、何度でも痛みを伴う方法で引きずり出してみよう、それが彼女の素直なのだから。ずくり、ずくり、鏃形の部分で前立腺を文字通り突くと、彼女の白い下腹がひくひく痙攣し、足の筋が強張る。高い悲鳴を上げてバルベルの内部のそれが膨らみ、白混じりの先走りとも精液ともつかないものが愛液と混じり、どろどろでとても濃い体液が止め処なく流れ出た。
「嫌でも、嫌じゃなくても、もっとしてあげるっv」
しかし、バルベルはナカに咥え込んだ物を弄ることを止めず、きゅうきゅう意図的に強く締め付けて垂れ流しになってしまったこともお構いなしに絶頂へと導く。イキながらイカされる脳を焼きつくす麻薬の中、彼女はすき、すき、と喘ぎながら、満足げに頭を撫でてくれたバルベルに無邪気な笑顔を向け、精を吐き出した。
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